新日本フィル デビュー公演:ウェーバー、モーツァルト、ブラームス

2026年1月9日と10日、ユアン・シールズは新日本フィルハーモニー交響楽団を指揮し、ピアニストの反田恭平氏を迎えて、東京・すみだトリフォニーホールにて2公演を行いました。プログラムは、ウェーバー《歌劇《オベロン》序曲》、反田氏との共演によるモーツァルト《ピアノ協奏曲第27番》、そしてブラームス《交響曲第4番》でした。

本公演は、2025年11月に大阪交響楽団を指揮して行われた日本デビュー公演に続くものであり、新日本フィルハーモニー交響楽団との初共演となりました。モーツァルトの協奏曲では、シールズと反田氏が緊密に連携し、特に静かな場面においてソリストとオーケストラの対話が明確に伝わる演奏が行われました。全体を通して、バランスやテンポ感、音楽の流れを大切にしたプログラム構成が意識されました。

1月9日の公演については、毎日新聞グループが運営するクラシック・ナビ(Classic Navi)にて専門的な公演評が掲載され、新日本フィルハーモニー交響楽団から美しい響きを引き出すシールズの力量と、ウェーバー、モーツァルト、そして後期ブラームスを一つのプログラムにまとめ上げた大胆な選曲が高く評価されました。 また別の評では、「シールズの指揮は音楽が向かうべき方向や、必要とされるフレージングの指示が非常にわかりやすく、作品自体を明快に立ち上げる。その才能を充分に知ることが出来た。再登場を楽しみにしたい。」と述べられています。

両日とも多くの方々にご来場いただき、終演後にはシールズ自身が日本語で感謝の言葉を述べました。今回の東京公演は、日本のオーケストラやソリスト、そして聴衆との関係をさらに深める機会となりました。


すみだトリフォニーホールでの公演

 

指揮:シールズ、ピアノ独奏:反田恭平

 

コンサートマスターの西江拓郎氏とシールズ

 

東京時代の幼なじみや小学校の恩師たちとシールズ